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レイヤの使い方(キャンバスを層に分ける)(その3)

  

オブジェクトをレイヤで分ける(続き)

前の記事の『レイヤの使い方(キャンバスを層に分ける)(その2)』からの続きです。 引き続き、レイヤの使い方について説明します。

レイヤを使ってみよう(続き)

では次にレイヤの上下関係の入れ替えを行ってみましょう。 まずは、真ん中の "Rectangle" レイヤを操作します。

71. "Rectangle" レイヤを選択する
71. "Rectangle" レイヤを選択する

上図のように "Rectangle" レイヤを選択します。 では、このレイヤを最上位に上げましょう

72. レイヤー(L) -> レイヤーを最前面へ(T)を実行
72. レイヤー(L) -> レイヤーを最前面へ(T)を実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"レイヤー(L)" -> "レイヤーを最前面へ(T)"を実行します(またはキーボードのSHIFT + CTRL + HOMEを押します)。

73. "Rectangle" レイヤが最上位に上がる
73. "Rectangle" レイヤが最上位に上がる

上図のように "Rectangle" レイヤが最上位に上がります。

では、次はレイヤ操作用のボタンからレイヤを1つ下位に下げてみましょう

74. [現在のレイヤーを背面に移動します]ボタンを押す
74. [現在のレイヤーを背面に移動します]ボタンを押す

上図のように[現在のレイヤーを背面に移動します]ボタン([現在のレイヤーを背面に移動します]ボタン)を押します。

75. "Rectangle" レイヤが1つ下位に下がる
75. "Rectangle" レイヤが1つ下位に下がる

上図のように "Rectangle" レイヤが1つ下位に下がります。

では次に、レイヤ用のサブメニューからレイヤを1つ下位に下げてみましょう

76. レイヤ一覧のレイヤの上で右クリック
76. レイヤ一覧のレイヤの上で右クリック

上図のようにレイヤ一覧の "Rectangle" レイヤをマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックし、表示されるサブメニューの"レイヤーを背面へ(L)"を実行します。

77. "Rectangle" レイヤが1つ下位に下がる
77. "Rectangle" レイヤが1つ下位に下がる

上図のように "Rectangle" レイヤが1つ下位に下がります。


ここからはレイヤの複製について解説します。 レイヤを複製すると、配置されているオブジェクトも複製されます

では、"Circle" レイヤを複製してみましょう。

78. "Circle" レイヤを選択する
78. "Circle" レイヤを選択する

上図のように "Circle" レイヤを選択します。 では、このレイヤを複製しましょう

79. レイヤー(L) -> 現在のレイヤーを複製(U)を実行
79. レイヤー(L) -> 現在のレイヤーを複製(U)を実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"レイヤー(L)" -> "現在のレイヤーを複製(U)"を実行します。

80. "Circle コピー" という名前のレイヤが追加される
80. "Circle コピー" という名前のレイヤが追加される

上図のように "Circle コピー" という名前のレイヤが追加されています。 この "Circle コピー" レイヤは "Circle" レイヤから複製されたものです

では続いて、レイヤ用サブメニューから "Rectangle" レイヤを複製してみましょう。

81. レイヤ一覧のレイヤの上で右クリック
81. レイヤ一覧のレイヤの上で右クリック

上図のようにレイヤ一覧の "Rectangle" レイヤをマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックし、表示されるサブメニューの"現在のレイヤーを複製(U)"を実行します。

82. "Rectangle コピー" という名前のレイヤに複製される
82. "Rectangle コピー" という名前のレイヤに複製される

上図のように "Rectangle コピー" という名前のレイヤに複製されます。

すでに説明したように、レイヤを複製すると配置されているオブジェクトも複製されます。 本当にオブジェクトが複製されているかを確認してみましょう。

最上位の楕円のシェイプをマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でドラッグしてみましょう。

83. 最上位の楕円のシェイプをドラッグ
83. 最上位の楕円のシェイプをドラッグ

上図のように最上位の楕円のシェイプをドラッグします。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

84. 楕円のシェイプが移動する
84. 楕円のシェイプが移動する

上図のように楕円のシェイプが移動します。 元の位置に同じ形状の楕円のシェイプがあることがわかります。 オブジェクトも複製されていることを確認できました。


では続いて、オブジェクトの配置レイヤの切り替えについて説明します。 オブジェクトを他のレイヤに移動させる、ということです。

85. レイヤー(L) -> 選択オブジェクトをレイヤーに移動...を実行
85. レイヤー(L) -> 選択オブジェクトをレイヤーに移動...を実行

上図のように画面上部のプルダウンメニューの"レイヤー(L)" -> "選択オブジェクトをレイヤーに移動..."を実行します。

86. レイヤーへ移動ダイアログが開く
86. レイヤーへ移動ダイアログが開く

上図のようにレイヤーへ移動ダイアログが開きます。 "Star" を選択して[移動(M)]ボタンを押しましょう。

ではここで "Star" レイヤを非表示にしてみましょう

87. レイヤ一覧の[レイヤーの表示/非表示]ボタンを押す
87. レイヤ一覧の[レイヤーの表示/非表示]ボタンを押す

上図のようにレイヤ一覧の "Star" レイヤの[レイヤーの表示/非表示]ボタン([レイヤーの表示/非表示]ボタン)を押します。

88. "Star" レイヤのオブジェクトが非表示になる
88. "Star" レイヤのオブジェクトが非表示になる

上図のように "Star" レイヤのオブジェクトが非表示になります。 選択していた楕円のオブジェクトが非表示になったことから、楕円のシェイプが "Star" レイヤに移動したことが確認できました

では次に、オブジェクト用のサブメニューからオブジェクトを別レイヤに移動してみましょう。 移動するのは、別の楕円のシェイプとします。

89. 別の楕円のシェイプを選択する
89. 別の楕円のシェイプを選択する

上図のように別の楕円のシェイプを選択します。

90. オブジェクトを右クリック
90. オブジェクトを右クリック

上図のように楕円のシェイプをマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックし、表示されるサブメニューの"他のレイヤーへ移動(M)..."を実行します。

91. レイヤーへ移動ダイアログが開く
91. レイヤーへ移動ダイアログが開く

上図のようにレイヤーへ移動ダイアログが開きます。 "Star" を選択して[移動(M)]ボタンを押しましょう。

92. 選択中の楕円のシェイプが非表示になる
92. 選択中の楕円のシェイプが非表示になる

上図のように選択中の楕円のオブジェクトが非表示になります。 非表示になっている "Stat" レイヤに移動したためです。

では "Star" レイヤを再表示しましょう

93. レイヤ一覧の[レイヤーの表示/非表示]ボタンを押す
93. レイヤ一覧の[レイヤーの表示/非表示]ボタンを押す

上図のようにレイヤ一覧の "Star" レイヤの[レイヤーの表示/非表示]ボタン([レイヤーの表示/非表示]ボタン)を押します。

94. "Star" レイヤのオブジェクトが再表示される
94. "Star" レイヤのオブジェクトが再表示される

上図のように "Star" レイヤのオブジェクトが再表示されます。

ではここで、画面下部の通知エリアに注目してください。

95. 通知エリア
95. 通知エリア

上図のように選択中のオブジェクトがどのレイヤに所属しているかが表示されています。


最後に、ブレンドモードと不透明度について解説します。 ブレンドモードとは、レイヤをどのように重ね合わせるかを指定するものです

すでに説明したようにレイヤには上下関係があり、上位のレイヤが下位のレイヤを覆い隠します。 ブレンドモードを変更することで、単純に覆い隠すのではなく、上位と下位の明るい部分だけを抽出するなどの計算を行わせることができます

今回は "Star" レイヤのブレンドモードをオーバーレイに変更してみましょう

96. ブレンドモードをオーバーレイにする
96. ブレンドモードをオーバーレイにする

上図のように "Star" レイヤのブレンドモードをオーバーレイにします。

97. "Star" レイヤの明るい部分がより明るくなる
97. "Star" レイヤの明るい部分がより明るくなる

上図のように "Star" レイヤの明るい部分がより明るくなります。 なお、オーバーレイは、上層の明るい部分はより明るく合成され、上層の暗い部分はより暗く合成されるモードです

  
ブレンドモードについては次の記事で詳しく説明します。

続いて、不透明度を変更してみましょう。

98. ブレンドモードを標準に戻し、不透明度を 50.0 に変更する
98. ブレンドモードを標準に戻し、不透明度を 50.0 に変更する

上図のように "Star" レイヤのブレンドモードを標準に戻し、不透明度を 50.0 にします。

99. "Star" レイヤが半透明になる
99. "Star" レイヤが半透明になる

上図のように "Star" レイヤが半透明になり、下位の "Rectangle" レイヤと "Rectangle コピー" レイヤの内容が透けています。 このように、レイヤ全体の不透明度を変更することもできます。 不透明度が 100% で完全不透明になり、0% で完全透明になります。

以上がレイヤの操作の説明です。 一通りのレイヤの機能は説明できたのではないかと思います

  
  

まとめ

レイヤの上下関係はいつでも入れ替えることができます。

操作/コマンド 説明
[現在のレイヤーを前面に移動します]ボタン
(または)
SHIFT + CTRL + PageUp
選択中のレイヤを前面に移動する
[現在のレイヤーを背面に移動します]ボタン
(または)
SHIFT + CTRL + PageDown
選択中のレイヤを背面に移動する
[現在のレイヤーを最前面に移動します]ボタン
(または)
SHIFT + CTRL + HOME
選択中のレイヤを最前面に移動する
[現在のレイヤーを最背面に移動します]ボタン
(または)
SHIFT + CTRL + END
選択中のレイヤを最背面に移動する

オブジェクトは配置先のレイヤを切り替えることができます。

操作/コマンド 説明
SHIFT + PageUp 選択中のオブジェクトを前面のレイヤに移動する
SHIFT + PageDown 選択中のオブジェクトを背面のレイヤに移動する
(オブジェクトの上で)
マウスの右ボタン(マウスの右ボタン)
-> "他のレイヤーに移動(M)..."
選択中のオブジェクトを他のレイヤに移動する
※レイヤーへ移動ダイアログが開く

それぞれのレイヤにはブレンドモードを設定することができます。 ブレンドモードは下位のレイヤとの合成方法です。

また、レイヤごとに不透明度を設定することもできます。 不透明度はレイヤ全体の不透明度を調整するためのもので、不透明度が 100% で完全不透明になり、0% で完全透明になります。

 
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